本記事は2023/3/20に開催された「公式CoolGirl Radio」の放送を記事にまとめたものです。
第30回は、CoolGirl Campers( くるきゃん )マーケターのユキさんとCoolGirl Webマーケティング担当のすけさんによる対談になります。
スペースを聞きたい方はこちらからどうぞ👇
ユキさんってどんな人?
「NFT×キャンプ」がテーマのCoolGirlNFT2次創作コレクション、CoolGirl Campers( くるきゃん )マーケター。
くるきゃんの過去6作品はいずれも完売!
2023年1月よりファウンダーの「こたろさん」から、くるきゃんの運営を引き継ぐ。
現在はファウンダー兼クリエイターの「のりさん」とともに4月の新作発表に向けて活動中✒
自身もキャンプが大好きでインストラクター資格ももつ⛺
引用:OpenSea
NFTマーケターになるきっかけ
ユキさんってもともとマーケティング関連のお仕事してたんですか?
それが全然マーケター的なことはしてなくて、、、
プロフィールにはえらそうにNFTマーケターなんて書いてるんですけれども、これまでNFTを売っていこうなんてまったく考えてなかったんですよね。
1月にこたろさんから運営を引き継いでから、勉強し始めたようなものです。
なのでマーケティング的なことは全然勉強してなくて本当に手探りで、今までやってきたなっていうところですね。
こたろさんから託されたバトン
くるきゃんが立ち上がったのが、去年(2022年)の8月頭ぐらいだったと思うんです。
当時からずっと変わらず応援させていただいていており、僕自身のりさんの作品がすごく好きなんです。
マーケターとして活動していくうえで、クリエイターの作品が好きだっていうのは、すごい大事なことだと思うんですよね。
作品に対する自分の気持ちや姿勢をこたろさんは見ていてくれて、私に依頼がきたのかなと今は思っています。
二次創作を応援する文化
それまではこたろさんとのりさんのチームでやってきたのにいきなり僕が入ったことで、果たして今までどおり応援してもらえるのだろうかって。
けれどもCoolGirlの皆さんは変わらずにすごく応援してくださって、大変ありがたかったです。
すけさんにもこのような場所に出させていただいて、とても嬉しく思っています。
CoolGirlの2次創作の作品って、NFTを販売していくうえですごくいいなと実感したんですよ。
なんでかというと、NFTって最初の立ち上げが1番難しいと思っていて、ブログとかもそうですが誰も自分を知らないところから売っていかないといけないじゃないですか。
その点、CoolGirlの2次創作って最初から皆さん応援してくださる文化があるのですごくありがたかったですね。
マーケターとしての取り組み
くるきゃんのマーケターとして、どんなことをやってきましたか?
まず、こたろさんのやり方をしっかり、真似しようって思いました。例えば、こたろさんがやっていたマメな発信。
半年くらい前にすけさんとこたろさんのスペースがあったじゃないですか。
その時にこたろさんが「発信の回数を多くしていた」と聞いて、僕もそれにならってのりさんの作品の良さを皆さんにわかってもらえるように発信活動をしてきました。
まずは地道に発信することを心がけていましたね。
くるきゃんって1点ものの作品でジェネラティブのコレクションを発売するのとはちがうと思っています。
なので、たった一人のホルダーにどう届けるのかを大切にしています。
くるきゃんの理念である「マイペースに生きよう」という考え方に共感してくれる方や自分たちと仲良くなってくれる方が持っていてくれたら嬉しいなという気持ちで、発信活動しています。
ユキさんが描く「マイペースに生きよう」
運営としては誰かのサードプレイスのようなところでありたいと思っています。
くるきゃんを引き継いだ当初は売らなきゃ売らなきゃって焦る気持ちがあって、ユーティリティとか、ホルダーへの具体的なメリットを出していかなきゃいけないのかなって考えていたんです。
けれども1ファンだった頃を振り返ると、自分がこたろさんやのりさんにそういうユーティリティを提供してほしいとか特に思ってなかったんですよね。
もちろん、ビジネス的な展開も大事だと思っています。
例えばキャンプ場との提携やキャンプギアとのコラボ等 、さらにはこたろさんやのりさんの思いである障害のある方への支援等について、長期的な目標として設定しています。
僕がくるきゃんを応援していたのはこたろさんやのりさんのことが好きだったからという点がまず第一でした。
二つ目は「コミュニティって大人の部活動みたいだ」というような話をどこかで見たことがありまして、これって、本当に的を得てるなって思うんですよね。
一般的な会社勤務だったら、自由に企画が通ったり、好きなプロジェクトだけ参加するってなかなか難しいじゃないですか。
Web3の世界だと、好きなところに参加できて、自分の力を少し使ってプロジェクトを応援できる点がすごく魅力的で、自分の思いを出せるところだと感じます。
自分たちを応援してくれるような方に対してそんな居場所を提供できるといいなと思って活動してきました。
仕事柄マーケターってお客さんに自分の商品をいかに売る、広めるかってところに意識が向きがちです。
しかし、実際に続けてみてそれらも大事だけども、もっとコミュニティの居心地のよさを重視したいっていう気持ちにユキさんは落ち着いたっていうことですよね?
こたろさんもなんとなく、そういうふうに活動してるんじゃないかなと思うところもありまして。
やっぱりくるきゃんのメインの部分っていうのは、「マイペースに生きよう」っていう理念を発信していくプロジェクトだと思っています。
こたろさん自身も障害のあるなかで子供たちを支援する仕事をされているところからその理念がにじみ出てきていましたし。
僕自身も東京で結構忙しく仕事をしていて疲れてしまって、田舎に帰ってきていたってところもあってですね。
そういう意味でマイペースに生きようっていう発信に元々興味もあったので、 同じような思いを抱く人がくるきゃんとともに、一緒に進んでいけたら1番最高かなって思っています。
Web3的なコミュニティの在り方
企業がコミュニティにコミットするコツとして、主体者じゃなく参加者にとってのパートナーであるべきだということが書かれていたんですね。
今ユキさんの話を聞いていて思い出しましたね。
NFTマーケターとして、商品を売るとかではなくコミュニティの1参加者として、くるきゃんを盛り上げていくイメージかなと思いました。
Web2的といいますか、1方向で商品なり価値を提供することは、もう充分な気がするんですよね。
別にWeb3の中で、それをしなくてもいいかなと思っていて、伴走型といいますか、一緒にプロジェクトを盛り上げたい気持ちが強い人がたくさんいるんじゃないかなと思ってます。
今の話を聞いてると今回のテーマは「0からNFTマーケターになる方法」って書いてますが、決して難しく考える必要はなく、コミュニティを盛り上げるとか、そのへんの意識があるだけでも充分2次創作のマーケターになりうる資質があるってことですよね。
発信者として、方向性を示してあげることさえできていれば、価値提供にこだわる必要はないのかなと。
1ファンだった頃は「一緒に作っていく」ことが好きだったので、当時の思いは大切にしていきたいと思っています。
0からNFTマーケターになりたい方へ
何もないところからNFT販売を始めることに比べたらとてもやりやすい環境ではないでしょうか。
単純にそのコミュニティを楽しむとか、NFTが好きとか、Web3の可能性にすごく惹かれてるとか、そういうのが1番大事なのかもしれないですね。
作品に込めた思いや背景を発信していくことはすごく大事なことだと思うんですよね。AIでは表現できない部分と言いますか、、、。
NFTマーケターって、結局は誰かの作品を好きになったり、コミュニティを盛り上げたいとか、楽しみたいって思いが、マーケターとしての活動に繋がっていくんだよっていうメッセージかなと思いました。
今後の活動に向けて
007番ちゃんって本来の趣味が「剣道」なので、剣道とキャンプを合わせていくのが少し難しくて、どうしたらいいんだろうってのりさんと話しながら、今作ってます。
今後の新作情報については、僕のTwitterから発信させていただきます。
場所に縛られずに生きたいなっていう思いがあるんです。
Web3にコミットしつつ、キャンプしながら過ごせたら最高だなって思い描いてますね。
僕、近くに山がないと落ち着かないといいますか(笑)。
そんな自分の性分がきっかけで田舎、地方創生に元々興味があったんです。
やっぱり田舎って今すごく厳しいんですよね。
人口が減っていく中で、地域社会そのものが消滅する可能性が各地で高まっています。
理由として、仕事がない、若い人のコミュニティが育たない、地域でコミュニケーションがとりづらいからなんです。
課題解決にはWeb3のコミュニティだなと僕は考えています。
山古志村DAOのようにNFTに限らず、地域を繋げる環境づくりのために活動できたらと思いますね。まだまだ遠い目標ではありますが。
まずはくるきゃんを頑張って、のりさんと一緒に盛り上げていって、こたろさんの復帰をお待ちしていくことが人生での大きな目標ですね。
最後に一言
最後にユキさんから一言いただきたいのですが
何の経験もないところから、マーケターになりたいとか、NFTマーケター目指したい方に向けて。
なんかこう、アドバイスといいますか、あればお願いしてもいいですか?
NFT売ってみたいと考えている方って、潜在的にすごく多いんじゃないかなと思うんです
実際やってみて、そんなにハードルは高くないかなと。
イラストを書いてくださる方がいて、自分がその作品が好きで、発信していく気持ちがあれば、全然大丈夫だと思います。
ただ、自分1人でやっていくのが不安だという方はぜひ、CoolGirlの2次創作のコレクションから始めてみるのも、いいかもしれませんね。
チャンスはまだまだある分野だと思うので、ぜひ遠慮せずにどんどん挑戦していただけたらCoolGirlとしても、すごい盛り上がっていいと思います。
これからチャレンジしたい人にも刺激になるでしょうから、ぜひ一緒に活動する方が増えると、僕もCoolGirlに関わる皆さんも嬉しいかなと。
CoolGirlで募集しても、面白いかもしれないですよね。
「マーケターやりたいんですけど、クリエイターの方、誰かいらっしゃいませんか」とか。
声あげてあげてくれる方いらっしゃるかもしれないですし。
もし実現したらそのプロセスや縁って、胸アツですよね。応援したくなります。