SEOライティングってどうやるんだろう。
WebライターとしてSEOライティングができるようになりたいな。
こんな悩みを解決します。
この記事では現役Webライター兼ブロガーの僕が、Webライター向けにSEOライティングのやり方を解説しています。
僕ももともとはSEOについてまったくの初心者でしたが、Webライティングの仕事をするなかで少しずつSEOの知見がたまりました。
そんなこれまでの経験や知識をもとに、初心者でもわかりやすいようSEOライティングについて解説しています。
結論、WebライターがSEOにおいて意識すべきは「読者のことを考え抜いた質の高い記事を書くこと」の一点に尽きます。
なぜ僕がこの結論に至ったのかは、記事を読み進めていけば理解してもらえると思います。
この記事を読むことでSEOライティングのスキルが上がり、より市場価値の高いWebライターになれますよ。
SEOとは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」という意味です。
分かりやすくいえば「検索の1ページ目の上位に記事を配置するスキル」ですね。
最初のページの一番上に表示されると、たくさんの読者を集客できます。
つまりネット上の記事を書く際は「SEOスキルの高いライター=検索上位に上がる記事を書けるライター=いい記事を書くライター」といえます。
そのためSEOライティングのやり方を知っているのと知らないのでは、記事の質に大きな差が生まれるんです。
ポイントさえ押さえれば、初心者でもSEOに効果的な記事がかけるので、この記事を読んでSEOについて学んでいきましょう。
ちなみにSEO(検索エンジンの最適化)とは実質、Googleの検索エンジンの最適化を指します。
そのため「SEOスキル=Googleに気に入ってもらえる記事を書くスキル」といいかえることができます。
それは現時点(2021年)で検索エンジンの市場の90%以上をGoogleがシェアしているから。
だから検索上位にくい込むためには、Googleに高く評価される記事を書く必要があるんですね。
Googleの基本方針
検索上位をとるには、Googleが高く評価する記事をかく必要がある、といいました。
では、どのような記事をGoogleは好むのか、それはこのGoogleの基本方針を見ていただければわかります。
・検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
・ユーザーをだますようなことをしない。
・検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。
・どうすれば自分のウェブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトと言えるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
この4つの基本方針をまとめると、「Googleを使うユーザーを一番に考えた記事を評価する」ということです。
Googleはとにかく検索するユーザーのことを一番に考えているんですね。
読みやすく、わかりやすいユーザーのためになる記事を書けば、結果的に検索上位を獲得できるわけです。
つまりSEOスキルの正体は「読者のことを考え抜いた質の高い記事を書くこと」といえます。
みなさんが何かわからないことがあってググったとき、1ページ目に表示された記事で、だいたいのギモンは解消されるでしょう。
それはGoogleが「この悩みをもった人にはこの記事が一番役に立つはずだ」と考え、質の高い記事を上位表示させているからです。
もし検索したときに意味不明な記事がトップに出てきたら「もう別の検索エンジンを使おう」と誰もが思いますよね。
SEOライティングの根幹にあるのは「読者のことを考え抜いた質の高い記事を書くこと」です。
ここを理解しないと、いくら記事を書いても検索上位をとるのはムズカシイでしょう。
読者はなにも、検索したくて検索しているわけではありません。
自分の悩みを解決するための手段として、仕方なく検索しているのです。
求めていた情報がなければ、いくつも記事を読まないといけません。
そんな「面倒くさい検索の旅」を自分の記事で終わらせてみせる、という気持ちで記事を書くといいですよ。
SEO効果を上げるために必要なもの
先ほど僕は「読者満足度の高い記事を書くことがSEOにおいてもっとも重要だ」といいました。
しかし、それ以外にもSEO効果を上げるために必要なものがあります。
というわけで次は「何をすればSEO効果が高い記事になるのか」を把握しましょう。
SEO効果を高める高めるためには、以下の4つを意識する必要があります。
- サイト自体のドメインパワーを上げる
- 被リンクを獲得する
- 読者満足度の高い記事を書く
- 読者が読みやすいデザインにする
1つずつ説明しますね。
サイト自体のドメインパワーを上げる
ドメインパワーとはサイト自体の「検索上位に上がる力」です。
質の高い記事がたくさんあるサイトはドメインパワーが高く、検索上位に上がりやすいです。
このドメインパワーというのはとても強力で
- 記事の質は高いけど、ドメインパワーが弱い
- 記事の質は普通だけど、ドメインパワーが高い
この2つのサイトを比べると、後者の「記事の質は普通だけど、ドメインパワーが高い」サイトの方が検索上位にくい込みやすいですよね。
僕たちWebライターがいい記事をかけば、クライアントのサイトのドメインパワーが少しは上がります。
しかし、1記事や2記事かいたくらいでは、そこまで大きな影響は与えられません。
つまり、ドメインパワーに関してWebライターが貢献できる力は微々たるものだといえます。
被リンクを獲得する
SEOにおけるドメインパワーの重要性を説明しましたが、ドメインパワーを上げるためにもっとも効果が大きいといわれているのが「被リンク」です。
被リンクとは、他のサイトから「この記事は参考になるので、詳しくはこちらの記事を読んでください」と自分のサイトの記事を紹介してもらうことです。
この被リンクをゲットできれば、サイト自体のドメインパワーが上がり、SEOにも大きな効果が期待できるのですが、被リンクをもらうというのは、至難のわざなのです。
いくら質の高い記事を書いても、被リンクを狙って獲得するのはまず不可能。
被リンクを獲得する方法としては、サイト運営者が他のサイト運営者に「お互いの記事にリンクを張りあって被リンクの数をふやしませんか?」と営業する、などの方法をとることが多いです。
もちろん、「読んだ人が感動する、神レベルの超有益な記事」でも書けたなら、その記事を紹介したい人から被リンクをゲットできますが、やはり狙ってできることではありません。
つまり、被リンクに関してもドメインパワーのようにライターが貢献するのは現実的にむずかしいでしょう。
もちろん「被リンクをもらえるくらいのクオリティで書く」という心構えはたいせつですが。
読者満足度の高い記事を書く
SEO効果を上げるためには、読者満足度の高い記事を書くことも重要です。
ドメインパワーも被リンクも、Webライターが貢献できる範囲はたかが知れていますが、この「質の高い記事を書く」に関しては、ライターの一番の頑張りどころです。
というか、クライアントもこの分野を任せたくて、僕たちWebライターに仕事をふっています。
つまり、質の高い記事を書くことこそ僕たちWebライターがもっとも意識すべきSEOスキルなのです。
読者が読みやすいデザインにする
読者が見みやすいデザインであることも、SEO効果を上げるためには重要です。
Webライターは記事の執筆だけでなく、Wordpressへの入稿を行うこともあります。
その場合は読者が見やすいように、自分が書いた記事をデザインできなければいけません。
見にくいデザインだと、読むのが面倒になり、読者が他のサイトへいってしまいますからね。
ちなみに読みやすいデザインとは以下のような特徴があります。
- 表を使っている
- 文章だけでなく間に画像が入っている
- 箇条書きを使っている
- 文字をマーカーなどで装飾をする
などなど。
僕も読者が読みやすい記事にするため、いま紹介したものはすべてこの記事でも取り入れています。
文章だけがズラーっと並んだ記事は読むのが大変ですもんね。
Webライターが貢献できるSEOの範囲は限られている
SEOを学ぶにあたって、みなさんに知っておいてほしいことがあります。
それはWebライターがクライアントに貢献できるSEOの範囲は限られている、ということ。
先ほどSEO効果を上げるための4つの柱について解説しました。
しかし、Webライターが支えられる柱は4つのうち、2つだけです。
分かりやすく表にまとめてみました。
SEO効果を上げる方法 | Webライターが貢献できるか |
サイト自体のドメインパワーを上げる | △ 良い記事を納品すれば多少貢献できるが、数記事では効果が薄い |
被リンクを獲得する | △ 意図的に被リンクを獲得するのはかなり難しい |
読者満足度の高い 記事を書く | ◎ ライターの腕の見せどころ |
読者が読みやすい デザインにする | ◎ Wordpress入稿まで請け負うなら貢献できる |
この表を見て分かるとおりSEO効果を高めるのは、半分はサイト運営者の力、もう半分が僕たちWebライターの力、という感じ。
僕たちWebライターがクライアントに貢献できるのは「読者満足度の高い記事を書くこと」と「読者が読みやすいデザインにすること」だけです。
SEOライティングと聞くと、いろんなテクニックがあって、たくさんのことをアレコレ考えないといけないような気がしますよね。
しかし、じっさいWebライターが意識すべきことは、とてもシンプルです。
「読者が見やすい文章とデザインを突き詰めること」これだけ。
これがWebライターに求められている「SEOライティングの正体」だと思います。
Webライターが貢献できるSEOの範囲は限られているからこそ、この点だけは妥協してはいけません。
読者満足度の高い文章とデザインを提供しよう
「読者が見やすい文章とデザインを突き詰めること」こそがWebライターに求められるSEOライティングだ、といいました。
しかし、それだけでは「具体的にはどのように書けばいいの?」というギモンが残りますよね。
くわしい記事の書き方はこちらの記事で解説していますので、どうぞ。
細かいSEOライティングのポイントを踏まえて解説しているので、この記事に沿って執筆すれば、OKです。
かけだしのWebライター いい記事を書きたいけど、初心者すぎて何をどう書けばいいのかわからない……。 記事の書き方を知り…
また、WebライターはWordpressへの入稿を任されることも多いです。
そのときはデザイン面もWebライターの頑張りどころとなります。
WordPressへの入稿はこちらの2記事を読めばOKです。両記事ともSEOにバッチリ対応しています。
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SEOライティングを学んで市場価値の高いWebライターになろう
くり返しになりますが、SEOライティングの正体は「読者が見やすい文章とデザインを突き詰めること」です。
文章とデザイン、2つだけですがどちらも非常に奥が深く、一朝一夕でマスターできるようなものではありません。
しかし、Webライターとして仕事をする以上、学び続けなければ価値のあるライターにはなれないでしょう。
勉強をやめたとき、そこでライターとしての価値は停滞してしまいます。
お互い学ぶ姿勢は忘れたくないものですね。
それでは、また(^^)/