作業療法士・理学療法士の実習が辛いひとへ【経験談を語ります】

こんにちは、あきら@imoto_akiraです。

僕は現在、精神科の病院で作業療法士として働いています。

この記事を書いている現在は、社会人3年目になります。

4年前までは僕も実習生でした。

 

さっそく本題に入りますが

 

作業療法士・理学療法士の実習ってマジでキツイですよね。

 

ぶっちゃけ、あまりのきつさに、僕も長期実習で心が折れそうになりました( ;∀;)

 

実習中または実習前のOTS・PTSの方たちがこの記事を読んでいると思うので「実習が辛い・逃げ出したい」「実習に行く前に実習の心構えを知りたい」と思っている方に向けてこの記事を書いています。

 

 

実習は辛くて当たり前

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まず「実習はある程度辛いもの」だと認識しましょう。

「うわあ、やっぱりそうなのか……」と思った方もいるでしょう。

 

でも、キレイごとはなしでいきます。

なぜ実習は辛いものなのか、理由をあげていきますね。

 

  • 慣れない環境に放り込まれる
  • 慣れない仕事をしないといけない
  • 教育係の評価を気にしながら行動しないといけない
  • レポートのまとめなど、課題が多い

 

ざっと挙げただけで実習が辛いと感じる理由はこれくらいあります。

 

これらを見て「わりと楽勝だな♪」なんて思える人はいないはず。

そう、実習というのは、まあまあ辛いものなんです。

 

この事実を知っておけば実習中にストレスを感じたときに「まあ実習は辛いもんだしな」と受けるダメージをやわらげることができます。

 

 

実習をリタイアしたい人へ

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「もう限界、リタイアしたい」

「実習がきつすぎてどうにかなりそう」

「なぜ自分はこんなにも仕事ができないんだ……」

 

と思う方も少なくないと思います。

だって、僕もそうでしたし、周りの友達でもこんな人が何人もいたから。

そんなあなたに向けて、過去の自分に向けて言いたいことがあります。

 

 

①あなたが無能なわけじゃない!!

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すでに気付いている人もいると思いますが、実習なんてのは

飛ばされる実習先によって、天国か地獄か決まります。

 

実は・・完全に運ゲーなんですよね。

僕の場合はこんな感じでした。

【1回目の長期実習】

  • 教育係の人がフレンドリーな人でめっちゃくちゃやさしい
  • レポートなどの課題の量が少ない
  • 休みの日は友達とブラックバス釣り三昧

 

「実習とかマジ楽勝じゃんww次の実習先でも楽しくやれるかな~(^^♪」

 

【2回目の実習先】

  • 教育係の人がめっちゃめちゃ厳しい(しかも2人体制)
  • レポートが多い。一週間でWord30枚ほどの課題を提出するも、そのほとんどに修正の赤線を引かれ、再提出
  • ミスをすると「なんでこんなことしたの??」と詰められる
  • 周りの実習生が次々と脱落(実習中止)していく。次は俺かも……という恐怖がやばい
  • 夜9時にフィードバックが終わると「今から帰って急いで晩ご飯と風呂サッと済ませれば、10時半から1時くらいまではレポート書けるよね( ^ω^ )ニコ」
  • 休日はレポートで潰れる。地元にいながらも2か月間で友達と会ったのは一回だけ
  • ストレスがマックスになり、号泣しながら自転車をこいで病院から帰ることも

 

「おれ、こんなきつい思いしてまで作業療法士になる必要あるんかな、もう実習行きたくないな」

 

わかってもらえたでしょうか、この天と地の差を。

 

でも、これがリアルなんです。

運よく楽な実習先ばかりに飛ばされる人もいれば、鬼のように厳しい実習先にばかり飛ばされる人もいます。

 

つまり「実習がうまくいかなくて辛い=あなたが無能」なわけじゃない!

実習が辛いのは自分が無能だから、と思い込んでしまう気持ちは痛いほどわかりますが、それはただの勘違いかもしれません。

 

 

②あなたは未熟な学生です

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あなたたち学生はまだ「療法士のタマゴ」です。

本当に、ヒヨコですらありません。

プライドを捨て、まずは自分が未熟であることを自覚しましょう。

なぜこんなことを言うのか、それはプライドが高い人、勉強ができる人、自信がある人ほど実習で絶望しやすいから。

 

「自分なら実習に行っても活躍できるはずだ、勉強だって上位をキープしてきたし、知識もある」

なんて少しでも思っている方は要注意です。

実際に僕の周りでも「この人は優秀だし、どこに飛ばされても大丈夫だろう」と思っていた人が実習でコテンパンにされていました。

逆に「この人、実習大丈夫かなあ・・(失礼)」と思っていた人がケロッとして帰ってきたりします。

 

なにが言いたいかというと、現場に出ればみんな平等に初心者だということ。

どんなに優秀な学生だとしても、それは学校の中でのはなし。

 

実習でミスをするのも、スタッフに指導を受けるのも当たり前です。

むしろ指導を受けに行っている、という前提を忘れないようにしましょう。

 

 

それでも本当に限界を感じている人へ

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実習地によって難易度が違うことはわかった。

自分が未熟だということもよく理解している。

 

それでも、どうしようもなく実習が辛い人へ。

まず学校の先生に電話で連絡を取りましょう。

担任でも、実習の担当でも、自分が一番話しやすいと思う先生でも誰でもいいです。

 

言いたいことがまとまってなくても大丈夫。

「実習がどうしようもなく辛い」という気持ちを伝えればOK。

あとは先生が話を引き出してくれます。

 

ひとりで抱え込む必要はありません。

「先生にSOSの電話をかけるこことが恥ずかしい」

「自分のプライドが許さない」

「こんな相談したら迷惑に思われるかな」

 

このようなことは一切気にする必要ありません。

学校の先生たちが今まで何十人、何百人の実習生の相談に乗ってきたと思ってるんですか(笑)

 

かならず力になるアドバイスをくれるはずです。

先生と話し合いをすることで、もうひと踏ん張りする勇気をくれるかもしれませんし、実習をリタイアすることになるかもしれません。

 

話がどう転ぶかはわかりませんが、一つだけ心に留めておいてほしいことがあります。

あなたは今、一人ではどうしようもないほどに悩んでいます。

つまり、冷静な判断ができる状態ではありません。

 

その状態で一人悶々と悩むより、人生の先輩である先生と一緒に考えた方が間違いなく建設的な思考ができるでしょう。

例え、実習をリタイアすることになっても、あなたが再起不能になるほどの傷を負うよりはマシなはずです。

 

 

さいごに

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もちろん時には厳しい指導を受けたり、自己嫌悪になるような大きなミスをすることもあるでしょう。

僕は実習中に、患者さんをあと一歩で転倒させてしまうようなミスをしました。

 

「いや、なにやってんの!?」  「実習中止にするぞ!!」 と指導係の方から厳しい指導を受けました。

患者さんを治す作業療法士が患者さんにケガをさせるようなことがあってはならないので、まあ指導を受けて当然なのですが(それでも僕のメンタルは崩壊寸前でした)。

 

しかし、指導者がこれだけ感情的になったのは、理由がありました。

僕の指導係だった方は、作業療法士になったばかりのとき、患者さんをリハ中に転倒させ、ベッドの柵(さく)にアタマをぶつけてしまったそうです。

その数日後に、転倒した患者さんは脳梗塞を発症したそう。

 

「俺は今でもそのことを後悔してる、俺が後遺症を負わせたようなものだから……だから、キミは絶対に患者さんを転倒させるな」

指導者のこの言葉は本当に重みが違いました。

 

現場で働く指導者は、命を預かる責任、現場がいかに危険であるかを知っています。

時には学生を守るためにも、厳しい指導をする必要があります。

逆に、指導係の作業療法士が全員熱心な指導ができるわけじゃありません。

そんな風にいってくれる作業療法士は、あなたを、学生を守り、患者さんも守る、プロの作業療法士だといえる方です。

学べることは多いはず。

 

とはいえ、本当に限界を感じたときは、立ち止まって休むことも大切です。

多少は無理をしないと乗り越えられないのが実習だとは思いますが、無理をしすぎて自分が壊れないようにだけ、気を付けてくださいね。

それでは今日はこのへんで。