本記事は12/19に開催された「公式CoolGirl Radio」を記事にまとめたものになります。
第十七回はCoolGirlマーケティング担当の「すけさん」とCoolGirl趣味ジェネラティブFounderの「Nickさん」の対談記事です。
メンバー紹介
今回は【これからのキャリアの考え方】というテーマでNickさんからお話をお伺います。 対談した2人のメンバーを紹介します。
登壇者「Nickさん」
大手証券会社に就職し本社勤務から海外勤務を経験。
リストラを機に米国サンフランシスコで起業し、和食の持ち帰り専門店を開業。
コロナショックを機に日本に帰国し、SNS(LINE)マーケターをやりつつNFT投資家として活躍。
『CoolGirl(ファウンダー Imotoさん)』『X2E DAO(ファウンダー aki社長)』『罵倒されたいんDAO(ファウンダー 罵尻ロマ子様)』の3つのNFTコミュニティをメインに活動。

※Nickさんの白黒歴史・基本情報・経歴について、ノリさん(@pt_norimori)が詳しく図解でまとめられているので、併せてチェックしてみてください。
https://twitter.com/nickono29/status/1603140273592213505?s=20&t=f6tOJTbPQnaQD1uBNcsyiw
登壇者(進行役)「すけさん」
某IT企業のwebマーケター。
本業のスキルを活かし、大人気NFTコレクションである「CoolGirl」のwebマーケターを務める。
『Live Like A Cat(通称LLAC、founderしゅうへい氏)』を運営している『フリーランスの学校』に在籍。

波乱万丈な人生を生きてきたNickさんの話を聴いて、自らに喝を入れたい!と思ってます。
ビジネスに関する話

起業したキッカケ
リーマンショックのタイミングで15年勤めていた証券会社からリストラをされたのがをキッカケです。
サンフランシスコで勤務している時でした。
リストラを言い渡された時の心境ですが、全然驚きはありませんでした。
海外勤務している赴任者にとって、リストラは日常茶飯事なんです。
だから『来るなら来いや!』みたいな感じwww
というのも、証券会社勤めと並行して起業に向けたビジネスの準備を進めていたんです。
だからリストラは、脱サラするいいキッカケになりました。
当時の心境ですが『日本には帰りたくない』『サンフランシスコめっちゃ住みやすい』と思ってました。
というわけで、海外でそのまま自分のビジネスを始める事にしたんです。
『ビジネスを立ち上げたい』と思った背景
証券会社に入社した当初からいつかは独立したいと思いながら日々過ごしてました。
会社に勤めていると、どうしても《会社の看板を背負って仕事をさせてもらっている》という事になりますよね?
当たり前ですが、独立すると自分だけが頼りになります。
自分の実力でどこまで通用するか、腕試しをしたかったんです。
飲食業界で起業しようと思った理由
飲食業の経験は無いけれど、チームを持てば『自分でも出来そう』と思ったのが理由です。
海外で食べる”日本食”は、日本人シェフによる高級日本食か、非日本人経営が提供するなんちゃって日本食の両極端なんです。
だから、その真ん中のゾーンを自分が開拓したいと思ったんです。
というわけで、友人のシェフと一緒に、日本食のメニュー開発を会社に勤めながら約1年かけてしました。
その後、いいタイミングで自分にぴったりの不動産が見つかり、会社設立の準備が整ったので起業に踏み切る事にしました。
順調にお客さんも増えて繁盛したタイミングで大手の商業施設から2店舗目の出店オファーもありました。
当初から飲食業界で起業を目指していた?
食べるのが好きだから、デザート屋さんとか飲食関係の起業ネタは探していました。でも…

人には向き不向きがあります。
私のようなシェフではなくても会社セットアップができる人。
逆に、シェフの経験があっても、事務処理が苦手だったり、接客が苦手だったり、数字が苦手な人もいます。
人それぞれなんです。
要するに、《自分のやりたいこと》を実現するために、必要な場合はチームを組むことが大切です!
会社セットアップとは
会社設立には各種行政への届出・認可が必要となり、司法書士・行政書士・税理士その他各専門家などと様々なやりとりが必要となります。会社設立後も多くの事務作業・税務申告等が必要となります。
飲食店の立ち上げで成功した要因
僕が立ち上げた店舗は、海鮮系の和食持ち帰り専門店で立地はオフィス街。
ランチタイムとディナータイムで営業していましたが、稼ぎ時は圧倒的にランチタイム。
ランチタイムって決まってますよね?
たいてい1時間とか、人によっては30~40分しかない人もいます。
短いランチタイムに《さっと来て、さっと買って、さっと戻って、さっと食べれる》というお客さんのニーズを意識しました。
一分一秒を争うお客さんのニーズに応える為にはスピード(=回転率)が大事だったんです。
回転率を高めることで会社の業績もよくなりました。
コロナを機に店舗を手放し、日本へ帰国
2020年に世界的にコロナが大流行して、米国では感染状況が日本以上に深刻で、多くの人がコロナで命を落としていました。
当時、妻と幼い子供は日本で生活していたので、渡航制限のため家族に自由に会えなくなりました。
苦渋の決断ですが、2店舗目の出店を断念し、サンフランシスコで経営していた本店も手放し、日本に帰国することにしました。
約16年ぶりに日本に戻ってきた私は、完全に浦島太郎状態でした。
帰ってきた場所が妻の出身地ということもあり、友達もいないし仕事もない。
おかげで、しばらくニートをしてました。
ゼロからのスタート
今の時代、ゼロから何かを始めるのであれば、やはりIT業界だと思いました。
だから、IT業界の代表的なスキルとしてプログラミングとデザインとマーケティングをオンラインスクールで学び始めたんです。
スキルの学習に100%時間を使っても良かったのですが…
たまたま妻の実家が居酒屋を営んでいて、人手不足を理由にお手伝い(=バイト)をするはめになったんです。
最初は『忙しい時間帯だけでいい』『忙しい曜日だけでいい』と言われていました。ところが…
少しづつ出勤日数が増え…
勤務時間が延び…
いつしかフルタイムになり…
…結局がっつりお手伝い(=バイト)してましたね。
おかげでもちろん家計は助かり、私としても妻の親戚孝行ができましたが、時間的にはロスしてしまいました。
SNSマーケティングの仕事に就いたキッカケ
プログラミングを学んだ結果、『結構手ごわいなぁ』と感じました。
プログラミング一本でやっていくのは不安に感じ、デザインも学んだ方が良いと思ったんです。
そしてデザインを学んだ結果、プログラミングとデザインだけで、ガチ勢にどこまで対抗出来るのか、まだ不安をぬぐえませんでした。
更にSNSマーケティングを学んで、『これだったら俺でも出来そうだ!』と手応えを感じたんです!
SNSマーケティングの中でもLINEを使ったマーケティングの顧客ニーズが高そうとだと思い、LINEマーケティングを深ぼって行きました。
LINEマーケティングに感じた勝ち筋
LINEマーケティングで行けそうだと思った理由は2つあります。
- LINEはユーザーが圧倒的に多く、認知度が高い点
私のマーケティング対象は店舗型ビジネスです。
例えば、集客アップ・売り上げアップを望んでいるパン屋があったとします。
そんなパン屋に対して、LINEを使ったマーケティング提案を営業します。
LINEを知っている事で提案を取り入れる参入障壁は低くなります。
LINEは知ってるけど、LINEの活用方法がわからないので、そこの所を僕がサポートしていく流れです。
営業に関しては、証券会社に入社以来ずっとやってきたことなので自信がありました。 - LINEを使った店舗型ビジネスが地方には浸透していなかった点
私が住んでいる地方都市ではLINEを使ったマーケティングの知名度はまだ低く、市場としてはブルーオーシャンと思ったからです。
経営スキルの源
経営に関して、師匠は稲盛和夫さん。
稲盛さんの経営哲学を学ぶ盛和塾に入って、経営思想と経営哲学を学びました。
実地の経営スキルは全部独学。On the jobで身に付けました。
証券会社で学んだ営業スキル、
飲食店で学んだマネージメントスキル、
思い返すとそれらが点と点で繋がった。(connecting the dots)
ビジネスの成功とか失敗は、結局社長の器次第ということ。
稲盛和夫氏について
たぐいまれな経営手腕と哲学を通じ、産業界のみならず広く市井の人にまで感化を与えた日本を代表する経営者がお亡くなりになりました。 稲盛氏は京セラやKDDIを創業し、それぞれ1.5兆円、4.9兆円を超える大企業に育成。 倒産したJALの会長に就任すると、僅か2年8か月で再上場へと導きました。
NFTに関する話

Nickさんがお手本としているファウンダー

イケハヤさんを別格とするなら…ナナタクさん。
好きな理由は、発信力・コミュ力・継続力、この辺りが優れていると思うから。
イケハヤさんは王国を作り上げてる感じがすごい。
ナナタクさんは、バランスが取れてる感じで好きです。
NFTにおける興味の対象
NFTで興味があるのは《ビジネスとして事業性があるか?》もしくは《エンタメとして面白いか?》の2つです。
罵倒DAOの罵尻ロマ子様はとても面白いんです!
ロマ子様の罵倒スペースは視聴者参加型なので誰でも参加できる点がこれまでのTVを中心としたエンタメとは大きく違うんです!
罵倒スペースの成り立ち
罵倒スペースは、ボケとツッコミで成り立ってるんです。
罵倒スペースに登壇する人の中には、場のノリで即興でやる人もいる。
だけど僕の場合は事前にネタを考えて登壇するスタイルです。
僕のボケは打率でいえば三割ぐらい。
打率を高めるためには想像力が必要だし、努力も必要。
(もっといいボケして盛り上げたい)という自分の挑戦心をかき立てられるっていう点が面白い。
人が時間を使う理由
人が時間を使う理由は”お金が儲かる”or”面白い”に二分されると思っている。
だから僕はその両方を取りに行ってます。
今後NFTで挑戦したい事
僕には今後NFTで挑戦したい事が2つあります。
一つ目は、上手く行く・行かないに関わらず、自分なりのコミュニティを作りたい。
二つ目は、CoolGirlの趣味ジェネラティブのファウンダーとしてメッセージ性のあるものを作りたい。
自分が入りたくなるようなコミュニティを作る
コミュニティ作りに関して、前向きな生き方に興味がある人の背中を押して、自己実現・自己成長を後押しできるようなコミュニティを作りたいと思ってます。
YouTube講演家の鴨頭さんの思想に強く共感する所があります。
CoolGirl趣味ジェネラティブで伝えたい事
CoolGirlのテーマ『我が道を行く』に近いもので、僕の中では《自分らしく》がピッタリだと思ってる。
例えば、『これを言ったら周りからどう思われるかな…』って忖度したり、遠慮している人って結構いると思う。
そんな人たちに僕はこう伝えたい。
『もっと積極的に!ありのままで行け!』って。
そういうメッセージ性を趣味ジェネラティブでは込めていきたいと思っている。
《自分らしく》に込めた想い

人生短いのに我慢して生きるのイヤやん!?
会社員として働いていると、この仕事はあんまり興味がないとか、自分には合わないとか、いろいろありますよね。
それなら独立して、最初から最後まで自分のやりたいことができる環境を作ればいい、と僕は思ったんです。
それができれば会社にしがみつく必要もないし、周囲の環境や人間関係に振り回される事も無くなるから。
自分らしくあるために
自分らしくあるために、自分らしい趣味を選んでそれをコツコツと続けていけばいい。
その趣味を仕事にするのも良いし、趣味で得た経験を活かして別の事にチャレンジするのもいい。
とにかく、自分らしさを全面的に出すことが大切!
日本人って、いい意味でも悪い意味でも空気を読む国民性。
だけど…
人の顔色を伺っているような悠長な調子だと、流れが早いWeb3時代を生き抜いて行くのは正直キツイ。
いい加減、悪い習慣は断ち切らないと!

自分がやりたいことをするために、何かひっかかっているのであれば、
『ひっかかっている障害は何か?』
『何が課題なのか?』
って一つひとつ解決していけばいい。
(こんなこと言うと、こう思われるかも……)って怖気付いて足踏みしている人に言いたい。
『何でそこで止まんねん!』
《自分らしく》生きていければ、他人にどう思われようが関係ない。
自分は自分なんだ!って自信を持って生きることが大切。
そんな《自分らしさ》が、認められるような社会が理想だけれど、日本ではまだ時間がかかりそう…
そういうわけで、サードプレイスとしてNFTコミュニティーへのニーズは今後も高まると思う。
だから趣味ジェネラティブでは、《自分らしさ》をテーマにして行きたいと思っている。
まとめ
(起業マインドを持つ)
・チャレンジ精神で何事にもトライして、成功確率が高い分野を見定める
(自分に何が合っているか・出来そうか探す)
・成功するためではなく、失敗しないために用意周到に準備をする
(自信が持てるまで努力する)
・感情的ではなく理性的に物事を捉えて分析する
(マーケットをしっかり分析する)
・羞恥心を捨て自分をさらけ出す
(自分らしく生きる)
最後に

